顔イボの「種類」と「適切な治療方法」を解説!

顔イボ

医学的に、イボは「疣贅(ゆうぜい)」と言いますが、一般的には、皮膚に出来るデキモノの総称を、イボと表現する事が多いです。

 

今回は、に出来やすいイボと、顔に出来やすいイボのようなデキモノの種類の治療方法をまとめました。

 

顔に出来やすいイボ1:老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)の適切な治療方法

老人性疣贅は、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)とも呼ばれています。

 

顔、首、脇、脚の付け根など、肌の柔らかい場所に出来やすく、色は濃い肌色や薄い褐色、黒っぽいものもあります。

 

大きさは、1ミリ〜2センチまでと幅広く、顔や首に出来る1〜3ミリの小さなイボは、スキンダックやアクロコルドンと呼ばれる事もあります。

 

触るとザラザラとした感触で、やや隆起したものも突起状のものもあります。

 

老化による肌の新陳代謝の衰え、紫外線による光老化、摩擦や刺激、遺伝や元々のイボが出来やすい体質などが、老人性イボの出来る原因です。

 

基本的に、痛み、痒みなどはなく、健康に悪い影響を与える事はありませんが、見た目が気になる場合や、数が増えてきた場合は、皮膚科での治療が可能です。

 

治療方法としましては、健康保険が適応になるものと自費のものがあります。

 

健康保険が適応になる治療は、液体窒素による凍結療法や、医療用ハサミでの切除、外科的切除(オペ)などがあります。

 

自費の治療は、炭酸ガスレーザー治療が有名です。また、ヨクイニンを内服する事で、顔や体に出来た老人性イボを予防する効果があります。

 

顔に出来やすいイボ2:稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)

主に目の周辺や、頬、額など、顔に出来る、白っぽく、1、2ミリの小さなイボです。好発部は顔ですが、顔以外にも出来る可能性があります。

 

稗粒腫の正体は、なんだかの原因で毛包や皮脂腺に、袋状に溜まってしまった角質です。

 

医学的に分類すると、稗粒腫は疣贅(イボ)ではありません。良性腫瘍である粉瘤(ふんりゅう)別名、アテローマの仲間だと考えられています。

 

アテローマとの違いは、サイズが小さい事と、炎症を起こす事がほぼない事。放置しても、自然に治る場合がある事などです。

 

子どもや若い女性に出来る事が多く、なぜ出来るのか、はっきりとした事は、まだ分かっていません。

 

ニキビやヤケド、小さな傷が治った後に、出来る場合もあり、それとは全く関係なく、突然、出来る場合もあります。

 

体質的に出来やすい人とそうではない人がいます。

 

見た目が気になる場合や、数が増えてきた場合は、皮膚科や形成外科などで治療が可能です。

 

治療方法としましては、健康保険が適応になる治療と自費になる治療があります。

 

保険の効くものとしては、医療用の針で刺して角質を出す方法や、医療用のピンセットでつまんで角質を出す方法が一般的です。

 

稗粒腫の数が多い場合や、サイズが大きい場合は、液体窒素で治療する場合もあります。

 

また、自費になってしまいますが、炭酸ガスレーザーで治療する方法もあります。

 

顔に出来やすいイボ3 汗管腫(かんかんしゅ)の適切な治療方法

顔の目の周りや、瞼に出来る事の多いイボです。

 

色は薄い肌色で、はじめは1ミリ程の小さなイボですが、数が少しずつ増え、サイズも最大で5ミリになります。

 

思春期以降の女性に多く、1度出来てしまえば、自然に治る事は、ほぼありません。

 

医学的に分類すると、汗管腫は、疣贅(イボ)ではなく、エクリン汗腺の分泌管に出来る、良性の小さなシコリです。

 

汗管の増殖、遺伝的要素や体質、女性ホルモンバランスの変化、老化などが出来る原因として、考えられています。

 

残念ながら健康保険が適応にならず、治療は自費になる場合が多いです。炭酸ガスレーザーで治療する方法や、高周波(AGNES)で治療する方法があります。

 

また、2012年の臨床研究で、ニキビの治療薬であるアダパレン(ディフェリンゲル)や、レチノイン酸と言う塗り薬が、有効である事が証明されました。

 

塗り薬で完治する事は難しいですが、顔に出来た汗管腫を今以上に増やさない効果や、大きくしない効果が期待出来ます。